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ええっ!新入社員がもう辞めた!?

2019年4月17日

 4月入社後まだ3週目で、早くも新入社員が辞めた、突然こなくなったなどが少なくないようです。 ”入社初日で辞めた”、”イメージが違うと辞めた”、”最初の1ヵ月間の雑用が気に食わなかったらしい” などとツイッターでも様々なつぶやきが…。

新人の3割が3年以内で離職!?

◆ 大卒新入社員の12%弱が1年以内に離職
 厚生労働省の調べでは、大卒新入社員のうち11.9%が1年以内、10.4%が2年目で、9.5%が3年目に離職しており、3年以内に31.8%の新卒社員が辞めているという現実が明らかに。離職率は1995(平成7)年以降30%から35%前後を推移しており、大きな変化はありません。
 また、高卒・短大等卒社員では3年以内の離職率が4割と加速しています。
 大量採用する企業ではこの離職率を考慮して採用計画をたて、内定を出しているとか。

◆ すぐ辞めると、双方いいことなし! 
 入社後すぐの離職は、その後の転職活動でデメリットとなりやすく、応募先企業には「すぐに辞めるのではないか?」という印象を持たれることにも。
 もちろん、採用側にも、採用コストをかけて入社した社員を研修したうえすぐ退職では、冷静にみれば大きな事業上のロスとなります。また、会社への貢献には最低3年必要といわれ、短期退職では企業は大損です。

新入社員が辞めるワケ

 新入社員の退職理由は、つぎの”勤務条件”、”業務内容”、”人間関係”の三つの不満に大別できます。といっても、どの不満もせっかく入社した会社をすぐに辞める内容でもなさそうです。
 社員も辞めるにしても、お金を払って「退職代行サービス」を利用し、上司や会社の人と話さないまま退職届の提出などの手続きもそのサービスにお任せで、一方的に辞めてしまうケース増えているとか。
 採用側は「石の上にも3年」と精神論を押し付けても無意味ですが、短期退職リスクは少しでも減らしておきたいものです。
● 勤務条件の不満:仕事がきつい、馴染めない 
 残業が多い、休日が少ない、早起きや通勤ラッシュがつらいなどの不満は、いずれも会社員生活への慣れとともに解消されていくように思われます。
 企業側も勤務条件を正しく伝えておくことが大切です。入社したあとに「こんなはずじゃなかった!」と思われては、結局は退職してしまうことに…。
● 業務内容の不満:思っていた仕事・期待していた仕事でなかった、 希望部署に入れなかった
 入社できても、希望通りの仕事に就けるとは限りません。また、一見無意味に見える雑用でも、コピーとりで事務機器に慣れる、書類を配って部署や社内の人の名前を覚える、電話番で取引先の名前を覚えるなど、実際の仕事に就いたときに役立つことも多いのです。
 一方、指示する側もとりあえず雑用ではなく、雑用でもそれぞれの業務の目的や意味合いを説明して理解してもらうことで、新入社員のやる気を喚起することができます。
● 人間関係の不満:嫌な上司がいるなど 
 職場での人間関係トラブルは、名門企業でも起こる頭痛のタネといえる問題です。新入社員には会社での人間関係が学生時代とはまったく異なる点(社会人としての基本行動など)を理解させるよう努力をしなければ、「嫌な上司がいる」だけで退職されてしまうこともあるのです。 

辞めない学生の見つけ方

 3月1日には来年卒業予定の大学生の就職活動が始まっており、「すぐ辞めない学生」を探すために採用側も頭をひねっています。”こんなはずじゃ・・・”とならぬよう、事前に学生に会社をよく知ってもらうために、こんな手法を活用する企業も…。
● OB訪問のネット窓口も用意!
 ある商社では、全社員のうち1,000人を”OB訪問仲介サイト”に登録しました。さまざまな大学出身者が登録されていれば、誰かしら学生がコンタクトをとれるだろうという発想です。学生がサイトを通じて申し込めば、大学の先輩へのOB訪問を通じて親近感をもって商社で働く社員のナマの声を聞けるのです。ただし、ごく一部でしょうが、最近のマスコミ報道では就活生の心理を利用した就活セクハラも見受けられるとか。企業も就活生も十分に注意を払う必要がありますね。
● 社員紹介制度
 社員や内定者が知り合いの学生を紹介する仕組みを活用する企業も増えています。採用時に、紹介者に謝礼金を支払う企業もあります。学生は紹介者から会社の良い面、苦労する面などを知った上で応募してくるので、入社後の戸惑いは少ないとされます。
 といっても、この仕組みは「うちの会社を紹介したい!」と社員が思っていることが大前提ですので、会社自体に魅力が欠かせません。

 

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