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メガバンクのATM相互無料化とキャッシュレス化のお話

2018年11月21日

 感動相続!サイト運営の英和コンサルティング/英和税理士法人のオリジナル制作の「ニュース・リリース2018年11月号」では、「消費税の増税とキャッシュレス化の関係」を特集していました。一方、日本経済新聞(11月8日号)で「メガバンク2行がATMの相互無料開放化を進める」話が掲載されました。
 そこで今号では、ATM相互無料開放化の中身を探ると共に、キャッシュレス化は時代の流れで、老いも若きも皆それに乗るべきなのかを考察してみました。

ATM相互無料開放化の中身は?

 報道によれば、「メガバンク2行(三菱UFJと三井住友)のいずれかの預金者が、他行のATMから現金を引き出す時には手数料を無料」にするそうです。
◆ 無料解放は、”現金引き出し”に限定!
 ATMの無料開放化の中身は、★メガバンク2行(三菱UFJと三井住友)限定で、★いずれかの預金者が、★他行のATMから現金引き出し時に、手数料を無料にするというものでした。
 この取り扱いは、来年上半期(1~6月)に駅前などの銀行店舗外の無人拠点から始めるそうです。
● 現状の手数料をチェックしてみると
 いまのところは、他行の口座からの現金引き出しにつぎのような手数料がかかっています。
 a. 平日日中(8:45~18:00)   108円/回
 b. 早朝ないし夜間       216円/回
● アジア諸国での手数料の取り扱いは?
 アジアの国では他行からの引出し手数料も回数制限はあるモノの無料だったり、シンガポールのように同じ銀行のATMから引き出しは、夜間・休日をとわず、24時間無料です。2メガバンクの「現金引き出し限定のATM無料解放」程度の謳い文句で、庶民が踊るモノでしょうか。
 ちなみに、銀行での振込手数料をどうするかの取り扱いは今後の協議だそうで、無料化にはまだ時間がかかりそうです。

◆ ATM無料開放化の(銀行の)ゲンキンなワケ
 手数料は当たり前になり始めたATMの無料化、それも他行ATM利用時でもOKとなれば、銀行のサービスレベルが上がったのかと思いきや、実はそうではありません。
 こうしたサービスは、「銀行にとっての採算向上の一手」につながるからなのです。ネットバンキングやキャッシュレス化の進展・普及、コンビニのATM利用の普及などの波が押し寄せる中で、銀行ATMの利用が減少していることが背景にあるそうです。

キャッシュレス化は時代の流れ!?

◆ 国がキャッシュレス化を進めるワケ
 政府は、来年10月からの消費税増税のタイミングをとらえてキャッシュレス化を推進させようとしています。思惑通りに事は運ぶでしょうか。キャッシュレス化は、預金口座へのマイナンバーの登録で政府が個人の財産を捕捉しやすい銀行預金への金融資産のシフトにもつながりそうです。
もちろん、コスト面からもお札やコインの製造コストや流通コストの大幅な節約にも有効です。
 主婦の日常の買い物でもキャッシュレス化が進めば、現金持ち歩きによる盗難リスクや振り込め詐欺などの被害も減ることはもちろんですが、ハリウッド映画などでは政府が個人の信用データなどを書き換えればカードすら使えない事態も予想され、便利さばかりに目をやるのは危険かも。

◆ キャッシュレス化を3年で実現した国!

 このところ微妙な関係が続く韓国は、何とキャッシュレス化89.1%とダントツのナンバーワン。実は下記の制度導入までは、今の日本よりも低いキャッシュレス決済状況でした。韓国では、1997年のアジア通貨危機後のIMF管理下での打開策として・店舗の脱税防止、・消費の活性化を狙って、1999年につぎのような2つの制度を導入した結果、わずか3年でキャッシュレス決済が7倍に急増の成果を上げました。
★ 所得控除             ~節税効果に!~
 クレジットカード利用額の20%を所得から控除(上限:30万円)
★ 宝くじ              ~一攫千金効果に!~
 クレジットカード利用時の控えに付された番号を対象に、毎月1回で年12回、賞金が当たる抽選を実施。当選金は何と1億8千万円だとか。
★ 店舗でのクレジットカード取り扱い義務づけ
 年間売上240万円以上の店舗には、クレジットカードの取り扱いを義務づけました。

 日本のように、消費税の還元セールや消費税ポイント還元制度(2%)、中小店舗への補助金程度だけでは、韓国のような短期間でのキャッシュレス化進展は望めそうにありません。2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博での訪日外国人客への対応を含め、キャッシュレス化を急ぐなら、キャッシュレス決済での消費には上限を100万円程度にするなどの所得控除の活用が効果的に感じます。射幸心をあおりかねないので宝くじは余り感心できませんが、アイデアとしてはおもしろいかも。

現金の持ち歩きやキャッシュレス拒絶反応はリスクにも?

 キャッシュレス化で政府に個人財産を捕捉されてしまうのは嫌だとか、カードなど使ったことがないという方も、こうした機会にクレジットカードやPASMOなどの利用、スマホ決済に馴染んでおいた方が良さそうです。
 そう遠くない時期に、キャッシュレス化の進展に伴い、商店などで気軽に”現金での買い物”ができない時代になるかも。タクシーにしても、スマホなら簡単に拾える時代です。スマホなどは持たないとおっしゃる猛者も、高齢化社会では文明の利器を上手に使って生活をエンジョイする選択が賢明かも。

関連キーワード: メガバンク | ATM | キャッシュレス決済
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