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役員報酬トップも、オーナートップの配当も、100億円を突破!

2017年7月12日

 東京証券取引所などに上場する会社の2017年3月期決算の株主総会は、6月末の集中開催をもって終了しました。上場会社は決算にあたって有価証券報告書という書類を作成しますが、その中で1億円を超える役員報酬を得ている役員を公表することとされています。そのデータ(2017年3月期に限定)から、上場会社の役員報酬とその横顔に迫ってみました。
 (注)役員報酬には基本報酬と賞与、自社株購入権(ストックオプション)や退職慰労金も含みます。

外人トップは報酬の桁が違う!所得税もお得に!

 年々高額化をたどる上場会社の役員報酬ですが、今年は外人役員と日本人役員の格差が縮小する傾向に。
◆ 外人役員への報酬
● トップは孫さんがグーグルから引き抜いたあの人が!
                   103億4,600万円

 トップの座には、2年連続してソフトバンクグループのニケシュ・アローラ氏が、なんと103億4,600万円という国内企業の史上最高額でつきました。同氏は後継者含みで同グループに副社長として招かれたものの、昨年、会長兼社長の孫(正義)さんに引導を渡されて退任しています。退任と引き替えとはいえ、これほどの額だとクレームの付けようがないように感じますが。
● 常連は日産のカルロス・ゴーン氏                  10億9,800万円
 仏自動車メーカーのルノー株主総会ではゴーンさんの報酬が高すぎると批判を浴びたものの何とか承認されましたが、その報酬よりも高額だったのが日産自動車から得た報酬で”10億9,800万円”と3年連続の10億円超えでした。それでも株主からは高評価を受けたゴーンさんでした。
 来期は三菱自動車分の報酬も上乗せされるとみられ、日本で得る役員報酬はさらに増える見込みに。

● 外人役員には美味しい税制が待っている!?
 外人役員は単に報酬が多額というばかりでなく、ゴーンさん、場合によっては昨年途中退任のアローラさんも、一年に183日以上日本に滞在していなければ、非居住者として所得税が格安になります。居住者扱いなら、日本人並みの最高55%(住民税含む)で課税されるところ、(収入総額の)2割強の税率で済むのです。もちろん、住民税もかかりません。
 アローラさんだとざっと21億円弱が所得税で、手取りは83億円弱にも上ることに。仮にゴーンさんでも税負担は2億2,000万円程度で、手取りは8億8,000万円弱になります。私たちがこれほどの報酬を稼げば、アローラさんの収入で52億円、ゴーンさんでも5億5,000万円程度は税金がかかるので、彼らの税負担は私たち(居住者)の4割程度で済み、手取りではさらに大きな差があることがわかります。

◆ 日本人役員への報酬も上昇の一途!
 非居住者の外人役員には手取額では歯が立たないものの、日本人役員も存在感を示しています。
● トップは、ソニー社長の平井一夫氏                        9億1,400万円
 最近業績回復が目覚ましいソニーの平井一夫氏があと一歩で10億円の、9億1,400万円でトップの座につきました。手取額が半減してしまう日本の個人所得税課税の厳しさからみれば、平井さんにとってはこの報酬ではまだまだと考えられているかも。(でも、うらやましいですね)
● 2番手は、ユニバーサルエンターテインメントの創業者、岡田和生氏          8億3,500万円
 2017年3月期の株主総会で取締役候補から外された創業者の岡田和生氏が8億3,500万円で続きました。この方、日本でのカジノ開設一番手を目指して着々と準備を主導してきた方ですが、関連会社を用いた巨額の不適切取引を行ったという理由で取締役候補から外されたとか。
● 日本調剤のオーナー創業者、三津原博氏                      8億1,300万円
 同氏も高額役員報酬リストでは常連。一般的には、日本の上場会社オーナーは目立つ報酬はあまり取らずに、配当金で稼ぐケースが多いのですが、このお二人はオーナーでもしっかり報酬も得られています。

オーナー経営者も負けていない、配当金で巨額収入を!

 働いて得る収入は巨額(?)でも、”(頭脳)労働の対価”といわれれば仕方ないのかも知れません。一方、毎年驚きの収入を得ている上場オーナーもお出でです。
◆ その代表は”マサ”こと、孫正義氏             年配当金:101億7,000万円
 ソフトバンクという会社名も必要ないくらいの知名度で、先を見る眼は天才的な孫さん。自社の力というより、彼が選び投資した先の会社(ヤフー、アリババなど)の成長で大発展を遂げた会社を率いています。
 同氏名義のソフトバンクグループ株式の時価が1兆8,177億円で、年間配当金が100億円超という途方もない金額です。多忙な孫さんは、プール付きの自宅を東京港区(奥様名義)と米カリフォルニア州のシリコンバレーの2ヵ所にお持ち。もちろん、箱根と軽井沢に素晴らしい別荘も。自宅の固定資産税などふうふういってる庶民とは違い、毎年手取りが数十億円もあれば固定資産税や修繕費は気にならないでしょうね。

◆ その他の日本人オーナーもかなりの高収入だ!
● 2位には、衣料品のユニクロオーナーの柳井正氏       年配当金:80億2,800万円
80億円強の配当収入を得ています。柳井さんの場合、お子さん2人にもファーストリテイリング社株式を移しているため、子ども分まで含めると114億円弱で、孫さんを超えて実質トップでした。
● 3位以下も10億円単位の配当が
 3位にはミクシィ会長の笠原健治氏が53億4,000万円で付けています。また、ネット通販の前沢氏が27億5,000万円、製造業の日本電産オーナーの永守氏が21億円、上述の柳井氏の2人のお子さんと続いています。
 ランキングに保有株時価のランキングのため登場した楽天の三木谷社長夫妻は配当が会わせて13億9,000万円と意外に少ない印象です。ご夫妻の場合は、巨額の楽天株式を売却のうえ現金化したため保有株が減り、配当も減ったものです。

 こうした方々の関心は、巨額の相続税の心配と事業をどうやって引き継いでいくのか(会社の相続=事業承継)で、金額を横におけば親御さんとしては皆に多様なお悩みを抱えているわけです。
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