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あのトランプにプレゼンした”マサ”が億万長者トップに!

2017年4月12日

 長者番付で知られる米フォーブス誌は、このほど「2017年日本の億万長者番付」を発表しました。
 なお、純資産は「資産から負債を差し引いた純資産額」で、所有株式と為替レートは2017年3月24日終値を用いています。純資産は本人からの入手情報、証券取引所、アナリスト、民間データベース、政府機関その他からの情報を基に試算しています。また円換算額は、現状レートを反映するため、本稿で4月7日付実勢レートの1米㌦=110円にて試算しましたので、ご了承ください。

日本の億万長者トップ50をまとめると・・・

◆ 50人の億万長者の資産総額は16兆7,200億円!!
 フォーブス誌によれば、ランク入りした50人の億万長者の資産総額はなんと1,520億米㌦(16兆7,200億円)にも上り、1人あたりでは平均30億4,000万米㌦(3,344億円)だとか。どれほどの財産なのかを理解するために、世界の各国のGDP(国内総生産)と比較してみましょう。
 まず、資産総額(1,520億米㌦)は「2015年のイラクの名目GDP(世界57位)」にほぼ匹敵し、また1人あたり資産総額(平均30億米㌦強)は「インド洋のモルディブ共和国(同159位)の名目GDP」と同レベルに。ちなみに、この50人の4分の3近くが昨年から保有資産を増やしました。

◆ 年齢層別の資産総額は
 前年比11%増の1,520億米㌦へと、一年で15億米㌦(1,650億円)増やした億万長者を年齢層別に分析してみましょう。
 高齢層の80歳以上は”8名で205.3億米㌦(2兆2,583億円)”と全体の13.5%で、70歳以上79歳以下の層が”15名で482.9億米㌦(5兆3,119億円)”と全体の32%を占めています。つまり、70歳以上の23名が全体の45%を占めていることに。
 また、米国の億万長者番付では若手の進出が著しいのですが、日本は「50歳未満の若手は”5名で74.3億米㌦(約817億円)”」と少数派でした。

◆ 着実に事業を伸ばし続けた経営者たちが富豪に!
 この一年で資産を増やしたのは、通信、技術(テクノロジー)、ビデオゲームの3業界の方々でした。
 意外(失礼!)にも、自力で事業を着実に伸ばしてきた経営者たちが富豪になっていたことです。少し安心しました。
● 柳井 正氏(第2位):衣料品の小売りで世界トップを目指す「ユニクロ」の経営者
● 佐治信忠氏(第3位):一族の事業(ウィスキーをはじめ酒類飲料販売事業など)を拡大させたサントリー経営者
● 滝崎武光氏(第4位):センサーの開発に特化し、50%強の営業利益率を誇るキーエンス創業者
● 高原慶一朗氏(6位):ムーニー(紙おむつ)などで知られるユニ・チャームの創業者
● 伊藤雅俊氏(第9位):スーパーのイトーヨーカドー(現セブン&アイ)の創業者

 このほかにも、第12位の永森重信氏(日本電産会長)、第13位の似鳥昭雄氏(ニトリ会長)、第20位の大塚実・裕司氏(大塚商会CEO)、第27位の島村恒俊氏(しまむら創業者)など永年コツコツ事業を大きくしてこられた方々が、結果として富豪の仲間入りをしています。

日本の億万長者トップ20には大きな変動が

 8割の16人がランクの変動に見舞われ、ダウンが6人で、残りの10人はランクアップしました。その一部の方をご紹介しましょう。
◆ トップ奪取は、あの”マサ”が       資産:2兆2,440億円
 昨年12月、米大統領選挙で勝利したトランプ氏と電撃的に会談して、米国の雇用確保のために巨額の投資をするというプレゼンを行い、トランプ氏にメチャクチャ褒められたあのソフトバンクグループの”マサ”こと孫正義社長が、前年2位からトップを奪取しました。
 前年から6,000億円弱ほど資産総額を伸ばし、2位を4,400億円も引き離してダントツのトップでした。これはトランプ大統領との電撃会談を受けて、所有ソフトバンク株の急騰のおかげでした。ちなみに、孫氏は一年間で55億米㌦(6,050億円)も資産を増やしています。

◆ 第2位は,前年トップのユニクロの柳井氏が!             資産:1兆8,040億円
 こわもての実力オーナー経営者と知られるユニクロ(屋号)の柳井正会長が資産164億米㌦(1兆8,040億円)で、第2位(前年トップ)にランクインしました。
 中国生産のフリースやヒートテックなどで一大ブームを巻き起こしたユニクロの経営者で、以前は早い時期の引退を公言していたものの、今では衣料品小売業世界一を目指して、事実上は陣頭指揮を執っているようです。一代で、それも短期間に巨大な小売りチェーンまで展開した情熱は並大抵のものではなさそうです。ただ一緒に仕事をするのは大変そうです。

◆ 第4位には、キーエンス創業者の滝崎氏が!             資産:1兆3,750億円
 キーエンスといってもご存じの方の方が少ないはず。製造業向けのFAセンサーなどの開発に特化して、生産は協力会社に任せる方法をとった結果、売上(4千億円弱)に対して営業利益率が5割を超える、まともな事業活動をする日本企業としては際だった業績を上げ続ける企業で、その創業者が滝崎武光氏です。
 同氏はほとんどマスコミなどに登場しませんが、昨年9月に同氏長男への株式贈与で「1,500億円を超える申告もれ」が話題に。キーエンス株式17%超を保有する資産管理会社(ティ・ティ)の株式をさらに現物出資して新たに資産管理会社を設立して、数年前に長男に新会社株式を贈与したとか。実質的にはキーエンス株を持っているのに贈与価格が低すぎるとして、国税当局が課税したそうです。追徴税額は300億円超ともいわれていますが、全額を納付されたとのこと。すごいですね。

◆ 女の細腕で、一代で37位にランクイン!                資産:1,210億円

 篠原欣子(よしこ)女史(82歳)といっても「知る人ぞ知る!」存在です。
 この方、とてもご苦労をされてきました。オーストラリアでの秘書の仕事を辞めて、1973年にテンプスタッフという女性の人材派遣会社を小さなアパートで起業されました。女性の社会進出をアシストする想いがあったとか。夜は英語教師のバイトをやり、5年して軌道に乗ったそうです。
 昨年4月には永年携わってきたテンプスタッフを退き名誉会長となりましたが、2014年には同社株5%を投じて財団を設立し、看護師やデイケアスタッフなどを目指す学生に奨学金を授与する活動をされています。こういう方こそご長命で、財産を活かして使っていただきたいものです。

億万長者トップ20をみてみよう!

 ランクキングはトップ20+α(下表)をご覧ください。

 最後にもう一人、ご紹介したい方がいます。
 筑波大学教授の山海嘉之(さんかい よしゆき)氏(58歳)です。大学教授でありながら、1,364億円もの資産を形成され、第30位にランクインしました。といっても、名前をご存じの方は少ないのでは。
ロボットスーツのHALを開発して、サイバーダインという会社を設立し、その後上場まで果たした方です。(長生きで)高齢化が進む社会で、負担なく重いものを持ち運びしたり、介護やリハビリの役に立てたりと、その有効性が世界各国で評価された結果、巨額資産につながりました。
 こうしたライフワークとして開発したロボットスーツが、結果として巨額資産に化けたという意味ではご本人は財産には関心がないかも知れませんが、よい意味で次なる開発や関連する他の方が行っている開発のサポートにも役立てていただきたいものです。

関連キーワード: 富裕層 | 社長 | 長者番付 | 社会貢献
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