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相続&贈与

家族へのラストメッセージこそが、”円満相続の”強い味方!

2019年12月18日

 「ウチの財産は少ない」「子どもは揉めない」など、遺言書に消極的な方が少なくありません。家庭裁判所の統計(2018年)では、相続トラブルは「75%超が、遺産額5,000万円未満で発生」し、意外にも財産が少ない方が争う傾向が。特に、自宅など不動産が多くを占めるケースで争いに発展する確率が上昇しているようです。
 そんな相続トラブル回避の代表選手が”遺言書”作りです。

大切なことほど、伝えていない!

 経営者や資産家は税理士などから相続対策について耳にする機会も多く、事前に対策を打っていたり、財産分けついてもお子さんに伝え、準備されていることも少なくありません。
● 年末年始はよいタイミング!
 家族が集まったからといっても、改まって相続について話す機会はないのが現実です。親御さんがご高齢で子どもが相続問題を意識していても、”親御さんへの遠慮(そんたく)”から切り出すことはありません。そんなご家族だからこそ、想いのたけを伝えることが大切なのです。
 間もなくやってくる”年末年始”は家族勢ぞろいの絶好のチャンスです。
● きっかけ作りは親御さんから!
 「自分たちが築いた財産だから、どうしようと親の勝手!」というものでもありません。子どもたちがいてくれたからこそ頑張れたなどもあり、家族に囲まれてきた幸せを思えば親としての説明責任はあるのです。といっても、”いまさら…”とか”照れくさい”と感じられる方も多いでしょうが、親御さんとお子さん(相続人)だけの場で、親御さんがリードしてこれからのシルバーライフの過ごし方やそれに合わせて相続問題を話題にすれば自然な話にできるものです。
 子どもたちも財産ばかりでなく、親御さんの健康問題や介護についても意識しています。子どもたちが意外なほど自分たちを気遣っていることにも気づかされる良い機会かもしれません。
 結果として、”円満相続”の第一歩につながっていきます。

遺言書に記しておこう!親の”子への想い”

 遺言書には財産の分け方だけを書くばかりでなく、付言といって「親の、子への想い(夫の、妻への想い)」などを書くこともできます。
● 家族への想いはこんな表現で!
 遺言書の冒頭(の方が好ましい)に、自分の想い、遺されるお母さんを子どもたちで支えてほしい、兄弟姉妹間で財産分けのアンバランスな点の理由、それでも子ども一人ひとりへの想いは同じということ、家族のおかげで幸せな人生を過ごせたことなど、”家族への想い”を中心に綴られるとよいでしょう。
 子どもたちは遺言を通じて、”親御さんの想い(愛情)”を知ることができ、その感動はお金で買えない価値のあるものとなります。こうした家族ではもめごとも大ごとにはなりにくいものです。
● 大切な点は”親の、子への愛情表現をラストメッセージにまとめる”こと!
 面と向かっては表現しづらい親御さんの「子への想いや愛情」をラストメッセージにできる点が”遺言”の最重要価値なのです。子にとっても、心に残るラストメッセージは今後を生きるよすがとなるうえ、家族が今後円満に付き合える環境作りにもなります。これで親もお務めを果たせたことになりそうです。
 ”付言”についての参考記事は⇒こちら

遺言書を作成するなら、いつがタイミング?

 高齢になったから、子どもが成人したから、定年を迎えたからなどは関係ありません。財産だけなら、毎年年末などにエクセルシートにまとめておけばよいのです。とはいえそれではいつ作ればよいのかわかりません。ヒントは次のような時期が。
● 節目の時期で、正常な判断ができるうち
 「高齢で、きちんと判断ができなくなる前には作りたい」といわれる方が大部分です。
 とはいえ、遺言するにも財産の状況(特に、不動産など)を正確に把握しておくことが大切で、自分の財産なのにまとめるには結構エネルギーが必要です。節目の年齢やお孫さんの誕生、結婚40周年などのタイミングで、正常な判断ができるうちがよいでしょう。
● 遺言書はいつでも書き換えられる!?
 早く遺言書を作ってしまうとその後が大変と思われがちですが、遺言書はいつでも作り直しができ、もっとも新しい日付のものが有効とされます。つまり、それ以前の遺言書は効果がなくなるというわけです。
 一度作ってしまったものの、家族の状況や財産が大きく変わってしまえば、遺言の見直しをすればよいだけです。無用な心配ばかりして、遺言を作らぬままでは本末転倒で、家族への想いも残せません。
 一点注意すべきは、公正証書遺言は公証人などの費用がかかるため、しょっちゅう書き換えるのは手控えたほうがよさそうです。 

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