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相続&贈与

相続争いの火ダネはあちらこちらに!?

2017年12月20日

 相続をきっかけに兄弟姉妹間で骨肉の争いとなり、仲違いのうえ疎遠になってしまう事例は意外なほど多く、他人事ではありません。財産の多少にかかわらず、相続人の一人でも遺産分割の決め方や自分の取り分に不満を持てば争いになりがちです。今回は、”争族リスク”について考えてみましょう。

火ダネは相続人間の感情のもつれから!

◆ 財産規模は関係ない!
 「ウチは財産がないから争いにはならない」といわれる方が多いものの、実際には遺産が多いからもめるわけではありません。2016年の調停成立件数のうち、財産が5千万円以下のケースが4分の3を占めていることからも、財産額が問題となるわけでないことがわかります。
 財産が多かろうと少なかろうと、”誰かひとりでも不満を持てば”、相続トラブルにつながるわけです。

◆ 兄弟(姉妹)は他人の始まり!

 相続トラブルで最も多いのが”兄弟姉妹間での争い”です。「親は姉にはあんなにしてあげたが、自分はしてもらっていない」、「自分は親の面倒をみたが、弟はなにもしなかった」など、親子の長い歴史の中で蓄積された思いが親の死で一気に表面化して、骨肉の争いにつながるケースが多く見られます。
 かつては「長男が家督(財産)を相続し、他の兄弟は相続財産なし。ただし、長男は他の兄弟の面倒をみる」というパターンが見受けられましたが、戦後(1948年)、子どもの法定相続分(財産を相続する権利)は皆同じになりました。

◆ 意識の変化も背景に!
 今、親の相続時期を迎えている団塊世代前後の方は「兄弟は平等」の認識をお持ちの方がほとんどで、こうした意識の変化も”相続争い”勃発の背景にあるようです。親世代は子どもたちの意識を理解し、「兄弟仲良くやるだろう」の子ども任せではなく、親の務めとして「仲良くしてもらう」対策を生前にしておきたいものです。

一人っ子でも安心できないケースも!

 会社を経営する社長の相続では、一人っ子でも別のリスクが生じることも。具体的には、社長(父)の兄弟が役員、株主として経営に携わっているケースなどです。社長と他の兄弟の関係がうまくいっていなければ、「社長の兄弟が持つ会社の株式を買いとること」が必要になったり、社長の持ち株割合が過半数を割っていれば「経営自体に支障をきたす」などのトラブルも考えられます。
 こうした事例では、社長兄弟の親(祖父)世代での的確な対策が必要です。
 オーナー企業では、事業承継対策が早過ぎて困ることはありません。
逆に、相続間近の事業承継ではトラブルのタネと考えるべきです。

”遺言があれば大丈夫!”というけれど

 ”相続争いを防ぐキーワードは遺言!”です。おおかたの書籍にはそう書かれていますが、遺言も万能ではありません。”親の心、子知らず”で、親の気持ちや想いを知ってもらうのに遺言書は有効ですが、作り方にはコツがありますし、遺言書の内容次第では、揉める火ダネを遺すことにもなりかねません。
 こんな方は”相続争いリスクが高い”ので、早めの対策をお勧めします。
 ⇒ 不動産をたくさんもっている方(あるいは、財産が自宅などの不動産だけの方)
 ⇒ 自社株が多くの株主に分散している方
 ⇒ 子ども(=孫)がいない子ども夫婦
 ⇒ 高齢で再婚した夫婦
 ⇒ 離婚、再婚などで、家族関係が込み入っている方 
 心配になったら、お気軽にご相談を!

関連キーワード: 富裕層 | 社長 | 相続税 | 遺言書 | 相続争い | 争続
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