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相続&贈与

再婚カップル激増中!相続対策での注意点は?

2017年1月25日

10組中3組が再婚カップル!

◆ 夫妻とも再婚カップルが10組に1組
 厚生労働省が日本人の結婚の実態(2016年推計数)によれば、2016年一年間にゴールインしたカップルは62万1千組で、過去最低を記録しました。
また1月18日発表の同省の最新調査(といっても、2015年の確定数値)では、初婚同士のカップルが7割強を占め、夫婦とも再婚が1割、夫婦いずれかが再婚のケースが2割弱と、再婚が増えています。
 ちなにみ結婚時の平均年齢は、全平均が夫33歳・妻31歳で、初婚同士では夫30.6歳・妻29.0歳ですが、再婚同士では夫46.0歳・妻42.8歳と高齢化が毎年進んでいる状況に。
 
◆ 男性の4人に1人が離婚後5年以内に再婚!
 離婚後5年以内の再婚状況としては、離婚年齢が若いほど5年以内の再婚率も高い傾向にあります。
 男性の場合、30代前半で離婚した人の35%、40代で離婚した人の2割が5年以内に再婚し、女性の場合、20代までに離婚したうち3割、30代前半の離婚で3割という結果です。なお、どの年代をみても再婚率が高いのは男性という結果も出ています。

再婚で、気になる相続トラブル

 再婚が3割とポピュラーとなったことで、考えておきたいのが相続トラブルです。再婚で気になるのは相続人が誰になるのかという点。
◆ 相続人はだれか?
 Aさん(男性)のケースでみてみましょう。
 Aさんは先妻との間に子が一人。その後、再婚相手との間に2人の子をもうけています。
 このケースでは、原則、後妻と子3人(先妻との子、後妻との子2人)が相続人です。先妻との子は親権がなく疎遠になっていたとしても、血がつながった子ですので相続権があり、民法上は子ども3人の相続分は平等です。

◆ 連れ子は相続人になる?
 Aさんの後妻には連れ子がいて、再婚後一緒に生活していたケースを考えてみましょう。
 連れ子の場合、「養子縁組」をするかしないかの-2つの選択肢があります。養子縁組をすると、血のつながりはなくても法定相続人となり、血のつながった子と同じ扱いになります。
 Aさんのケースで養子縁組していたら、相続人が1人増え、後妻と子4人(先妻との子、後妻との子2人、後妻の連れ子)となり、子一人は全財産の8分の1(この相続分合計50%の4分の1)という計算に。

再婚の場合の相続対策は?

◆ 特定の子に財産を遺すには?
 先祖代々の地主で、土地の管理やお墓など祭祀は長男が行う決まりがあるお宅では、離婚後も指定の財産を長男に遺す必要が生じます。後妻や再婚相手との子にそうした財産が引き継がれないようにする対策が不可欠です。
 会社オーナーも同様です。自社株は経営ときっても切り離せない財産で、後継者が決っているなら確実に引き継がせる生前対策が必要です。

◆ 子のいない再婚カップル
 子のいないカップルなら、法定相続人は、パートナー(通常、妻)とその親、親の死後は兄弟、兄弟が亡くなっていればその子どもたち(甥と姪)です。疎遠になりがちな関係者が、葬儀のあと突然財産分けの相談をしなくてはならなくなるのですから、大変です!
● 遺言を遺す!
 対策としては”お互い財産すべてを相手(夫・妻)に遺す”という内容の遺言書を作っておけば、夫婦の問題は夫婦だけで片付けることができます。兄弟姉妹には配偶者や子に認められている遺留分がなく、遺言書があれば異論を唱えられないのです。
● 先祖代々の家柄などのケース
 とはいえ、夫が長男として先祖代々の土地などを引き継いでいる場合は、その土地などは一族としての財産ともいえるため、再婚相手でなく甥などへ残し、その後も代々引き継げる配慮も必要かもしれません。

◆ 高齢カップルでは子が入籍反対も!
 高齢での再婚も増加中です。子どもたちは独立し、セカンドライフを夫婦で生活を楽しもうとしていたら、”財産目当てだ!”と子どもたちが入籍を反対する例もあります。年金生活者同士では、結婚後に2人で独自に財産を増やすことになりにくく、過去に蓄積した財産が急に登場した再婚相手へ引き継がれる結果となり、これを快く思えというのは無理がありそうです。
● 遺言を遺す!
 遺言書を作り、子どもへ財産を遺す方法もありますが、使いきってしまえる程度の財産では意味はないことに…。
● 事実婚の選択は?
 一緒にいられればよいということで”事実婚”を選ばれるケースもありますが、戸籍には入っていない分、介護、葬儀、お墓のことなどの準備が別途必要になりますのでお忘れなく。

 相続では、相続権のある関係者全員で相談する遺産分割協議が必要となります。仲が良い家族ですら遺産分割協議でもめることはザラ、ましてや何年も連絡をとっていない先妻の子などと話し会って決めるのですから、相続後の手続きは煩雑になることは覚悟せざるを得ません。
 再婚カップルの場合、遺されるご家族のため一般の方以上に相続対策に気を配っていただくことが重要です。ご相談はお早めに!

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