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相続&贈与

多額の預金でも使えない!?”親の突然の死!”

2016年7月20日

”預金凍結”をご存じですか!?

 ”いざ財産相続”の際にやっかいなのが、親御さんの死去を知った銀行が直ちに預金口座のお金の出し入れができない状態にしてしまうことです。これを”預金凍結”といい、相続では誰の身にも起こりうる話なのです。病状が急変して親御さんが亡くなったときなどでは、すぐに入院中の療養費、その後の葬儀費用など多額の出費が待ち受けています。ウチの親は「預金がかなりあるから心配ない!」と落ち着いているあなた!実はそうではないのです。
 多額の預金がある高齢者の入院情報や葬儀(相続)情報については、近隣の金融機関の外交(営業)担当者は意識して収集しています。ひとたび親御さんの死亡情報が銀行に入れば、その段階で"預金凍結"で引き出しできずに、支払いに困ることにも。

相続後に必要な費用って、そんな多額?

 生前は大して気にもかけない「親御さんが亡きあとの出費」は、現実にはかなりの額に上ります。具体的には、つぎのような費用が必要となります。
◆ 入院費用
 病院で最期を看取られたなら必ず発生するもので、個室などの差額ベッド代まで含めると、半月分でも医療費は、数十万円単位に上ることはザラにあります。その当日に支払いを求められることも。

◆ お寺さんへの戒名料と読経料など
 病院に支払う費用のつぎにやってくる大きな出費が、お寺への戒名料と通夜・告別式での読経料です。特に、戒名料はお寺の格式や地域によってばらつきがあり、また戒名のランクに応じて大きく違いが生じます。たとえば、有名人の戒名でよく見られる”院号(○○院○○○大居士など)”を付けてもらえばかなり高額の戒名料が必要に。高ければ、数百万円から1千万円に上ることも。また、東京方面などでは10万円単位で必要になる可能性があり、これらは現金での支払いで、通夜式の前に渡すのが慣習とされています。

◆ 各種法要費用
● 葬儀(通夜・告別式)の費用

 一方、通夜・告別式は葬祭場などを借りて執り行うケースでは、祭壇(最近は、生花で飾るケースが多い)、会場費、お清めの費用、お手伝いの方々への心付け、火葬場関連の費用など様々な費用がかかってきます。通常これらの費用はすべて葬儀社がまとめて請求してくれるため、その請求後速やかに支払うことになります。支払の目途は、式終了後、1週間程度でしょうか。
● 初七日の法要費用
 最近は上記告別式の後に、初七日の法要をまとめて執り行うケースが増えていますが、そうでないケースでは、さらに初七日の法要にかかるお寺さんへの読経料、会場費、法要後の会食費用などがかかります。
● 四十九日の法要費用
 これらとは別に、四十九日の法要の費用もバカになりません。亡くなった直後に通夜・告別式を執り行えるケースはそう多くなく、亡くなった日から数えると意外なほど四十九日の法要がやってくるのは早いものです。多くの場合、この法要の時に読経後に納骨も行い、その後会食するため、こうした費用がかかってきます。

 上記のような費用は銀行口座が凍結されていれば相続人が立て替えて支払わざるを得ず、事前につぎのように対策しておかねば遺される家族がお困りになるだけです。「みんなで財産を分けておけば問題はないはず」との声も聞こえてきそうですが、"遺産分割協議"という相続人同士での話し合いは四十九日の法要後にするのが一般的。お墓にお骨を納めてから話し合うといった流れに。つまり、こうした時期でも銀行預金に手を付けることができないわけです。

相続発生後に、お金で困らぬようにするには

◆ 葬儀社などの積み立てなどを利用!
 葬儀費用に限っていえば、葬儀社の積み立ての仕組みや、互助会・共済会などのシステムを利用する方法があります。葬儀方法や会場などはその仕組みに則って行われるため、相続人の手で葬儀社などの選択はできませんが、葬儀費用の心配は不要に。
 とはいえ、こうした仕組みでは前払いとなるため、信頼できる葬儀社,互助会、共済会などを利用されることをお忘れなく。

◆ 効果的な事前対策など
 急な親御さんのご不幸で多額の出費に迫られるようなケースでは、つぎのような対策が効果的です。
● 日頃から現金を用意!
 相続後に必要な出費に充てるため、日頃から現金などを用意しておきましょう。もちろん、自宅に多額の現金を保管するというわけではなく、相続後のしばらくの間に使うだけの「相続人代表予定の方(長男など)の預金口座」を開設して、生前にそちらに送金して、相続後に使えるようにしておくのです。
● 準備なく、相続当日を迎えたケース!
 何ら準備できないまま相続を迎えるケースが多いものの、それでもまだ打つ手はあります。銀行が親御さん死去の事実を知るまでなら、預金引き出しは可能です。ベストな方法としては、現金引き出しをしても、最終的に相続人代表が開設した口座に入金する方法です。現金引き出しよりは、振り込みをされる方が証拠も残り、よいでしょう。
● 意外!お香典が使える!
 葬儀での参列者からのお香典(現金)は香典帳にどなたからいくらいただいたかを記帳したら、遺産分割協議まではまとめてとっておくのが通例ですが、葬儀費用、初七日や四十九日の法要などの費用の一部に充てても構いません。また、お香典には相続税がかかりませんので、安心して使えるお金ともいえます。ただ他の相続人に黙って使うとトラブルの元になりかねませんので、事前に了解を得て、使い途の報告もしましょう。

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