相続&贈与
■ホント?贈与税申告者数が減少って
2009年度に贈与税申告書を提出した人は31万2,759人で、このうち暦年課税(年間110万円の非課税枠を利用する贈与)の申告は8割弱にあたる24万6,254人。残り6万6,505人は相続時精算課税制度を利用しています。
グラフによれば、贈与税の申告者数と贈与額が年々減少しているとされていますが、実際には非課税枠110万円の範囲内で贈与して、申告書を提出していない人は相当数に上るため、贈与が減っているのか、増えているのかの実態はわからないというのが本当のところです。
■親の想いを実現するなら、贈与は最適?
◆生前贈与の良いところ
贈与は、贈与の意思さえあれば、金額も、時期も、相手も自由に決められる、とても使いやすい制度です。
特に妻や子への贈与は、事前に財産を減らすことにつながるため、将来の相続税の節税にもなるのです。コツコツと長期間をかけて適切に贈与を繰り返したり、これを複数の人へ行ったり、あるいは、まとまった財産を次世代へ移転させる手法(大型贈与)が、“生前贈与対策の秘訣”といえます。
◆具体的には?
生前贈与を使えば、子や孫といった若い世代に早めに財産を移転でき、贈与後に、もらった資金を運用しておけば、5年後10年後には大きく殖やせる余地が生まれます。仮に生命保険を活用するにしても、子らが若いうちにかける方がオトクです。相続までひっぱらず、早い時期での(贈与での)資産移転なら、子の資産形成もでき、同時に「親の、子に対する想い」を確実に財産分与の形で実現することができます。
■生前贈与活用の「気になる相続セミナー」
8月18日(木)には、【財産の確かな遺し方】と題して、生前の財産減らしで相続税の節税対策を解説いたします。効果的な贈与方法や注意点などもご紹介します。気軽にご参加ください。
お申し込みやセミナーの詳細は、下記Urlからどうぞ!
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【セミナー概要】
◆財産の健康診断はこんなに簡単にできる!?
◆相続財産を減らすには
◆財産を減らさずに、計算上だけ評価減するノウハウ
◆親心を伝えられる生前贈与
◆贈与と相続、どっちが有利?判定はこうしてやる!
* ご希望の場合には、セミナー後個別相談も承ります。