感動相続

文字サイズ大中小

充実ライフ!

偽造が難しい!? ニッポンのニセ札事情

2019年5月15日

 政府は、2024年度に1万円、5千円、千円の紙幣デザインを一新し、2021年には500円硬貨も2色構造に変更すると発表しました。ニセ札対策は理解できますが、キャッシュレス化を進める時代に”なぜ、いま?”なのでしょうか。とはいえ、日本のニセ札事情などを調べてみました。

ニセ札発見数は減少傾向なのになぜ?

◆ ニセ札の発見枚数は減少傾向に!
 近ごろはコピー機やプリンターの性能が上がり、ニセ札づくりも簡単で横行してそうに思われますが、実際には、偽造札の発見枚数は2004年をピークに減少傾向です。
 2004年と2018年の偽札発見枚数を比較するとつぎのように減っています。
          2004年     2018年    減少率   
● 1万円札:  8,828枚 ⇒ 1,523枚   ▲82.7%
● 5千円札:  1,007枚 ⇒    29枚   ▲97.1%
● 2千円札:     11枚 ⇒     0枚  ▲100.0%
● 1千円札: 16,012枚 ⇒    98枚   ▲99.3%
  合 計   25,858枚 ⇒ 1,698枚   ▲93.4%

 現行紙幣は2004年に新たな偽造防止がされて、偽造紙幣の発見件数は大幅に減少しました。こうした紙幣の刷新は偽造防止対策として約20年ごとに行われ、1984年(福沢諭吉(1万円)、新渡戸稲造(5千円札)、夏目漱石(千円札))、2004年(福沢諭吉、樋口一葉、野口英世)、2024年予定(渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎)ですので、既定路線ではあったようです。

◆ 500円玉の偽造件数は横ばい!?
 500円玉は、37年前の1982年に登場しました。その後、韓国のウォン硬貨などによる偽造、変造犯罪が発生したため、2000年に現行通貨に変更されています。
 その際、偽造対策も講じられたようですが、偽造通貨の発見枚数は2010年から一時急増しました。その後減少したものの、ここ5年間では年500~700枚弱発見されています。人の手を介さずに、自動販売機などで釣り銭を取れるためなのでしょうか?

ニセ札を受け取ってしまったら?

◆ ニセ札の見分け方から(現行紙幣のケース)
 日本銀行では、インクや印刷技術などに特殊技術を投入しており、ホームページでもその技術や特徴を詳しく案内しています。まずはお札をお手元に用意しましょう。国立印刷局HPによれば、ニセ札のチェックポイントはつぎの3つだそうです。
● さわる
 Q.手触りがツルツルしていませんか?
  ⇒ホンモノは、インキが表面に盛り上がるように印刷されており、凹凸がある(深凹板印刷)
● 透かす
 Q.「すかし」や「すき入れバーパターン」が見えますか?
  ⇒「すき入れバーパターン」は、従来の「すかし」よりPCやカラーコピー機で再現しにくい
● 傾ける
 Q.「潜像模様」や「ホログラム」の模様が変化したり、「パールインキ」が浮かびあがりますか?
  ⇒”透かす”と同じように、PCやカラーコピー機で再現しにくい

◆ 悔しいけれど、届け出ましょう!
 銀行での換金や買い物後のおつりで受け取ったお札がニセ札だったら、どうすればよいでしょう?
 まずはすぐに、警察や日本銀行に届け出ましょう(→届け出義務)。といっても、ニセ1万円札などを届け出ても、代わりに本物をもらえるわけではありません。もしそんな制度を作ってしまえば、「ニセ札を作って交番で交換してもらう犯罪者」が出てきかねないためだそうです。悲しい話ですが、泣き寝入りか、釣り銭の受取り時にチェックするしか方法はないとか。
 気づかなかったフリをして使ってしまう手もありますね。ところが、ニセ札は作れば犯罪ですが、ニセ札と知っていて使っても同じで、なんと無期か3年以上の懲役の対象に(トホホ)。ニセ札とはかかわらないには、キャッシュレス生活が良さそうですね。

 ちなみに、新紙幣が発行されても現行紙幣は引き続き使えます。「現行の紙幣が使えなくなる」といった詐欺にはご用心、ご用心!

関連キーワード: 富裕層 | 紙幣刷新 | 新紙幣 | ニセ札
お問い合わせは
「英和コンサルティング株式会社/英和税理士法人」まで
無料相談受付中 相続のことならお任せ 03-3491-3811(代) 営業時間/9:00~17:30 定休日/土、日、祝日
メールフォームでのお問い合わせホームページはこちら
おすすめ記事
よく読まれている記事
PAGE TOP