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”墓じまい”も楽じゃない!元気なウチに済ませておこう!

2018年6月20日

 人口の都市部への集中で「実家のお墓をどうする?」といった悩みを抱える人が増えています。「実家にはもう兄弟姉妹なども居ない」や「墓参り時の出費が多い」などの理由があげられます。
 そこで今号では、”墓じまい”の手続きやよくあるトラブルについてご紹介しましょう。

”墓じまい”ってなに?

 ”墓じまい”は、墓石を撤去して墓地を更地に戻し、お墓に納められていた遺骨を取り出して他の供養方法をとることをいいます。
 その後の遺骨の「引越し先」により、つぎの3ケースに大別できます。
 ● 自分の住まいの近くに改めて「きちんとした墓」を用意して移転
 ● 合同供養墓や共同納骨堂などの永代供養墓に移転
 ● 散骨などで、極力、管理負担を簡素化
 実際には、真ん中の永代供養簿に移転が圧倒的に多く、「墓石を使ったお墓は持たない」方が増えているのだとか。都市部ではお墓の絶対数が足りず、あっても高額な出費が伴うのがその理由です。

意外に大変な”墓じまい”の手続き!

 ”墓じまい”の基本的な手順はつぎのとおりで、いろいろな証明書や許可証が必要になります。また、遺骨の取り出しや納骨の際には法要の手配もしなければならず、思いの外手間がかかります。
 ● 「受入証明書」     新しい遺骨の受け入れ先を確保し、その管理者等から入手
 ● 「埋葬(埋蔵)証明書」 現在の寺などの墓地管理者に改装を伝え、入手
 ● 「改葬許可証」     現在の墓地のある市区町村に改葬許可を申請して取得
 ● 「遺骨の取出」     現在の寺などの墓地管理者に改葬許可証を提示して取り出し
 ● 「墓地の返還」     墓石などを処分して墓地をさら地に戻し、墓地管理者に墓地を返還
 ● 「納   骨」     新しい墓地管理者に改葬許可証を提出し納骨

”墓じまい”でよくあるトラブル!?

◆親族とのトラブル
● 独りよがりの”墓じまい”は非難ゴウゴウに?
 自分が墓を継いだのだからと、親族に知らせず”墓じまい”をするとトラブルに発展することも。祭祀承継者は自分でも、お墓は先祖代々の家族の象徴としての意味合いを持つこともあり、親族から非難を受けることもあります。
● トラブルを回避するには
 事前に親族たちと”墓じまい”について話し合い、合意を得ておきましょう。親族にとっても「こころの故郷」の証でもあるものの、親族に理解を求める姿勢と納得のいく理由(下記参照)があれば”墓じまい”を同意せざるを得ないものです。
・遠方でお墓参り(供養)ができず、お墓が荒れている
・自分に跡取りがおらず、このままでは遠からず墓を維持できなくなる

◆お寺とのトラブル
● お墓の引っ越しもカネ次第!?
 お寺にとっては、管理する墓地は大事な収入源です。”墓じまい”を諦めさせようと法外な「離壇料」や「埋葬証明書の発行や法要に伴うお布施」を要求されることも耳にします。
● トラブルを回避するには
 離壇料などの要求のケースも、お寺と向き合って話し合うことがシンプルで、大切な方法です。普段、お寺との付き合いが希薄になっているからこそ、いざ”墓じまい”に踏み切った時にトラブルになってしまうのです。そもそも「離壇料」などの支払い義務はないといわれています。
 とはいえ、これまで永年先祖代々供養していただいた感謝やお礼の気持ちを込めて「気持ち」の金額を包むのがよいのでは。率直にお寺に金額をお尋ねすることも一法です。

 墓じまいは決して簡単ではありません。でも継ぐ人を失い放置されたままでは、無縁墳墓が増加する一方となります。残された家族に迷惑をかけないため、なにより代々の先祖が眠る墓を“身寄りのない”ものにしないためにもお墓については真剣に考えた方がよさそうです。

関連キーワード: 墓地 | お墓 | 墓じまい | 祭祀 | 祭祀継承者 | 離壇料
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