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あと一週間もするとバレンタインデーですね。デパートではバレンタインデー商戦真っ盛りです。今年は水曜日となりますので今度の3連休あたりは売り場も混雑するに違いありません。そこで今回はバレンタインデー事情についてご案内します。
「バレンタインデーにチョコレート」のルーツは?
◆ 日本では1970年代に定着!
日本では、バレンタインデーに女性から男性へ愛の贈り物としてチョコレートを贈る習慣がありますが、現在の形のバレンタインデーは1950(昭和30)年代終わりに始まったようです。 この日に”チョコをプレゼントしよう”と発案したのはメリーチョコレートカンパニー(東京都大田区)と言われ、最初はあまり売れなかったものの、1970年代になってイベントとして定着しました。
◆ バレンタインデーの市場規模は1,300億円!
記念日文化研究所の調査によれば、今年のバレンタインデーの推計市場規模は約1,300億円(前年比約6%減)で、昨年より85億円ほど減少するとの予想です。この市場規模は昨年の秋の「ハロウィン」の規模約1,305億円を約5億円下回っています。
また、今年の1,300億円の市場規模は一昨年(2016年)の約1,340億円よりもまだ約40億円も少ない金額で、デパートや有名チョコ店に並ぶ女性のホットな列を見て感じる売れ行きとはかなり差があるようです。
それでもバレンタインデー予算はアップ傾向に!
昨年12月に「明治(meiji)」が今年のバレンタインデーにチョコをあげる予定の女性2,000人にアンケートを実施した結果を公表しています。それによると・・・。
◆ 予算総額は367円アップ!
女性1人あたりの予算総額は4,697円と、市場規模の縮小も何のその、前年比367円増(前年4,330円)になりました。
年代別では、10代が775円増(前年2,944円⇒今年3,719円)、30代が982円増(同4,453円⇒同5,435円)、70代では1,551円増(同3,639円⇒同5,190円)が予算総額を大きく伸ばしています。
一方、20代は173円減(前年4,680円⇒今年4,507円)、40代が83円減(同4,973円⇒同4,890円)と、意外にも予算が減少する結果に。
価値のわかる団塊の世代が70代入りしたことが、予算5,000円超の原因のように思われます。
◆ カテゴリーでは「本命」「義理」は共に予算ダウン!
プレゼント対象者別の予算でみると、最も予算をかけているのは「本命チョコ」の2,392円で、ついで「自分チョコ」の1,992円、ダーリン(夫)チョコが1,609円、そしてパパ(父親)チョコは1,340円の順となっています。
ただ、「本命チョコ」は前年比で109円減(前年2,501円)と、ダントツトップは維持したものの、恋人(男性)の価値もチョコっとダウン気味の結果に。
一方、「義理チョコ」の代表格”職場の人”も、前年比で83円減の992円に下がっています。あまり収入が増えない中では、それでも気遣いを忘れないと言うところでしょうね。
バレンタインでも「健康」を贈ろう!
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは健康に良いと言われ、 動脈硬化の防止、がん予防効果、アレルギーやリウマチの防止効果など様々な効用があるとされています。
また、 ”チョコレートは虫歯になりやすい”という印象がありますが、カカオ成分には虫歯菌をおさえる効果があるという実験結果もあり、虫歯菌に感染したラットの虫歯の進行をおさえることもわかっています。
他にも、チョコレートの香りが集中力を高める、豊富なミネラルが含まれるなど、メリットの多さも認識されてきました。(以上 日本チョコレートココア協会HPより)
どうやら安心してチョコレートが食べられそうですね。でも、食べ過ぎにはくれぐれもご注意を!