感動相続

文字サイズ大中小

充実ライフ!

「身の周りから火の用心」~消防白書から~

2017年12月27日

 このところ厳しい寒さが続き、ご家庭ではストーブやこたつ、エアコンなどで暖を取られておられることでしょうね。冬の暖房では火事が付きものといったイメージがあり、つい最近も大宮や韓国、フィリピンで大きな火災があり、多数の方がお亡くなりになった報道がありました。
 今号では、先日公表された消防白書から最近の火災にまつわる状況についてご案内いたします。

出火件数は、10年前の3分の2に!

 2016年中の出火件数は、前年比 5.8%減(▲2,280件)の3万 6,831件でした。下図によれば、10年前の5万4,582件をピークに3分の2まで減少しています。これは2004年の消防法改正で、2011年から住宅用火災警報器の設置義務化の影響が大きいのかもしれません。
 ちなみに、住宅用火災警報器の設置率は全国で81.7%(2017年6月1日時点:総務省調べ)と、かなり各家庭に行き渡っている状況に。

◆ 1日当たり約101件の火災が発生
 1日当たりの出火件数は101件ですが、火を扱う機会の多い冬から春にかけてが最も多く、総出火件数の56.8%を占めています。これからの季節は十分にお気を付けください。

◆ 出火原因は「放火」がダントツでトップ!
 出火原因は、悲しいかな「放火」が3,586件ともっとも多く、ついで「たばこ」が3,483件、「コンロ」3,136件がトップスリーにあげられています。トップの「放火」は20年連続で出火原因の第1位で、「放火の疑い」2,228件と合わせると、火災全体の15.8%にも。
 訪日外国人からみると、親切で面倒見の良いといわれる日本人なのに、他人の家に火を付けて喜ぶ人間がいるとは悲しいものですね。とはいえ火災を防ぐには、自ら火を出さない努力はもちろん、放火されない工夫も必要のようです。

被災者は高齢者に集中!

 最初の図の下段によれば、2016 年中の「火災による死者数」は1,452 人で、そのうち放火自殺者、放火自殺の巻き添えとなった者及び放火殺人による死者(以下「放火自殺者等」という。)を除いた死者数は1,114 人と前年に比べ減少し、1,546 人を記録した2005年以降減少傾向に。同様に、負傷者数も5,899 人と減少しており、8,850 人を記録した2005年以降減少が続いています。
◆ 高齢者の死者が67.8%
 死者数(放火自殺者等を除く。)を年齢別にみると、65 歳以上の高齢者が67.8%を占めており、特に81歳以上で急増しており、全年齢階層の平均の約4倍に上っています。こうした傾向からは「体力の低下などから迅速な避難行動がとれなかった」状況が読み取れます。

◆「発火源と着火物」で顕著な結果が!
 死者を発火源別でみると”たばこ”が最も多く、着火物では”寝具類”、ついで”衣類”で、寝たばこなどの不始末からの死者が多い事実がデータから裏付けされた格好です。

 上述のように、寒さがますます厳しくなるこれからが最も火災の多い季節です。肩身が狭くなっている喫煙者は吸い殻の後始末をしっかりしましょう。家庭ではコンロやストーブなどの消し忘れに注意し、家の周りには燃えやすい物は放置せずに片付けておきましょう。

関連キーワード: 放火 | 不審火 | 火事 | たばこ | コンロ
お問い合わせは
「英和コンサルティング株式会社/英和税理士法人」まで
無料相談受付中 相続のことならお任せ 03-3491-3811(代) 営業時間/9:00~17:30 定休日/土、日、祝日
メールフォームでのお問い合わせホームページはこちら
おすすめ記事
よく読まれている記事
PAGE TOP