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皆さんは「平均貯蓄額(1,805万円)」の預金をお持ち?

2017年4月5日

 総務省発表の「2015年の家計調査報告」によれば、2人以上世帯の平均貯蓄額は1,805万円で、3年連続での増加となっています。ホントにそんなに貯蓄があるのでしょうか?
 疑問に感じたのをきっかけに、今号では”平均貯蓄額の実態”についてご案内しましょう。

平均貯蓄額は平均ではない!?

 総務省の発表を聞いて、「どこの国の話?」や「みんなそんなに貯金してるの?」といった実感とのズレを感じられた方もお出でしょう。

 貯蓄額を横軸に、縦軸には貯蓄額(横軸)をお持ちの世帯割合をグラフにまとめた「貯蓄現在高階級別 世帯分布」(下表)で、「平均貯蓄額が”平均値”を表さない」こと検証してみました。
貯蓄額が1,400万円の世帯は平均貯蓄額よりも少ないのですが、実際には「貯蓄額の多い方から上位約4割(39.6%)」に位置しています。大多数の6割の貯蓄額は1,400万円よりも少なく、全体的にみれば若干リッチの部類に入るのかも知れません。

◆ なんと、貯蓄中央値は997万円!
 下表のように平均貯蓄額は1,805万円ですが、保有貯蓄額の多い順に世帯を並べると真ん中になる貯蓄額(中央値)は997万円と、平均値を大きく下回っています。これは高額貯蓄の保有世帯が、平均を押し上げてしまうためなのです。これでは貯蓄の実態を表さないため、一部のメディアでは”貯蓄中央値”を取り上げるケースが増えています。

◆ 貯蓄100万円未満の世帯が11.1%も!
 注目すべきは、「貯蓄100万円未満の世帯が11.1%」にも上っている点です。さらに、平均貯蓄額を下回る世帯が実は3分の2(68%)強を占め、貯蓄高の低い階級が大多数ということも認識しておく必要がありそうです。

40代以下は負債を差し引いた純貯蓄額がマイナスに!

● 年代別貯蓄残高では、60代以上が2,400万円程度に!
 貯蓄残高を年代別にみると、40歳未満(30代)で平均608万円、50歳未満(40代)で平均1,024万円でした。60歳以降で2,000万円を超えるのは、退職金などまとまったお金が入ったり、子どもの独立などで貯蓄スピードが加速したなどの理由が考えられます。
● 悲哀を味わう40代以下!
 30代、40代では住宅ローンなど負債が多く残っているため、「純貯蓄額(貯蓄残高から負債を差し引いた額)」がマイナスという、悲しい状況でした。過去の推移を分析すると、純貯蓄額がマイナスの状況は毎年変わらず、年代が上がるにつれ、負債が減り貯蓄残高が増えるという構図のままとなっています。

「収入が多いから貯蓄も多い」とは限らない?

 年収階級別の貯蓄残高と負債、純貯蓄額をまとめた表(下表)によれば、年収が多いほど貯蓄残高も多くなる傾向にありますが、一方で負債も多く抱えています。そのため、純貯蓄額でみると、第Ⅴ階級を除けば第Ⅰ階級の純貯蓄額が最も多いという意外な結果に。
 平均年収に対する貯蓄残高の倍率では、トップが第Ⅰ階級の2.27倍で、第Ⅳ階級が1.69倍で最下位につけています。また高収入層の第Ⅴ階級でも1.85倍でした。

 収入に見合った貯蓄をするという意味では、「収入が少ないから貯蓄ができない、お金が貯まらない」とは言いきれず、本人やご家族の貯蓄への意識の違いのようです。

 自分の年代では、みんないくら貯蓄しているかが気になるものですが、こうしたデータを参考に、今現在の家計と貯蓄の状況を把握することが大切です。
 将来、我が家はどのような生活を送りたいのか、どういった貯蓄プランをたてるか話し合ってみるよい機会かも知れません。

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