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奨学金受給率が5割超へ!返済は大丈夫?

2016年4月13日

 親の所得差が、子どもの受ける教育や進学率に影響を与えて、「教育格差」につながっているとして、最近の社会問題になっています。高校までと比べると大学生活には桁違いのコストが必要で、一人暮らしともなれば実家の仕送りやアルバイトだけでは足りそうにありません。となれば、学費や生活費を調達する手段として、奨学金を利用する学生の急増もうなずけるところです。

入学の年にかかる費用は295万円!(私大・自宅外通学者)

 東京私大教連の2015年度の家計負担調査によれば、自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」は295万円だそうです。
 自宅外通学者世帯の「税込収入(平均900万円)に占める『入学の年にかかる費用』」の割合は32.8%二も及んでおり、90%以上の家庭が負担が重いと感じています。税引き・社会保険料控除後の手取り収入から見たら、優に4割を超える負担であり、事前の準備が欠かせません。

2人に1人が奨学金を受けている!

 日本学生支援機構が発表した2015年度学生生活調査によれば、50%以上の学生が奨学金を受給している結果に。その主な要因は、つぎの2つといそうです。
◆ 大学の学費UP
 一昔前までなら、お金がなくても勉強して学費が安い国公立の大学を目指すという選択肢がありました。今や、意外にも国公立でも私立と同じくらいの学費が必要となっています。
◆親の経済状況の悪化
 20年にもなるデフレ経済下にあって、親の給料が毎年自動的に上がっていくことはなく、親からの仕送りの額も月平均8万6,700円と、過去最低額を更新中です。仕送りをするために家計の節約や教育ローンを利用したりして、親はなんとか仕送り額を工面している状況とか。

”奨学金は借金だ!” 返済が将来の生活設計の重しに!

 一般的に奨学金は貸与という形で給付される借金です。借金は返済しなければなりません。金利は安いとは言え、社会人1年目からコツコツ返済しなければならず、ケースによっては完済するまで20年以上かかることも。
◆ 奨学金の延滞者は17万人にも!
 3ヵ月以上返済が滞っている人は、2014年度末で約17万人とされ、これは卒業後の雇用情勢の変化が大きく作用しているようです。皆が正社員として就職し、年功序列で賃金が上がっていった時代には、返済も比較的スムーズに行われていましたが、低賃金での非正規労働の広がりや、正社員でも賃金上昇が望めない人が増えたため、返済が難しくなってきたもようです。
◆ 返済できないと、充実したライフプランが描けない!?
 奨学金の返済を滞納すると、一定期間は信用情報に登録され、住宅や車のローンを組めないといった問題も出ています。さらに、返済期間は子どもの将来の結婚・出産などの時期と重なります。何かとお金のかかる時期、返済額によっては出産やマイホーム取得が困難になるなど、子どものライフプランに影響を与える可能性もあり注意が必要です。

 日本学生支援機構に限らず、日本の奨学金制度の多くは貸与型です。「返す」ことを前提とした制度であることを理解したうえで、無理のない利用を心がけましょう。

関連キーワード: 奨学金 | 家計 | 所得税 | 贈与
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