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意外!約6割が過去に確定申告を経験!
楽天リサーチが1月下旬に行った調査によると、過去に確定申告をしたことがある人のうち、自分で確定申告をしたことがある人は57.8%、税理士などに依頼して申告した人は8.2%だった。性別・年代別で見ると、男女ともに30代以上の過半数が過去に確定申告の経験があり、特に、男性の50代、60代、女性の40代では、7割以上が「自分で確定申告をしたことがある」と回答しています(それぞれ71.0%、78.0%、71.0%)。
申告の理由は「医療費控除のため」がトップ!
◆ 医療費も少しは取り返せる!?
確定申告経験者に申告理由を尋ねると、「年間10万円を超える医療費を支払ったため」が最多(30.7%)で、医療費控除を受けるための申告がトップに。続いて「職種上必要なため」(19.7%)、「転職や退職をして、年末調整を受けていないため」(17.2%)が続き、確定申告での医療費控除の認知度が向上しているもようです。
◆ 支出医療費が10万円未満でも控除可能!
年間支出が10万円を超えないと、医療費控除が適用できないと思っていませんか?実際には、支出医療費がつぎのいずれかを超えていれば、医療費控除の対象となります。
● 10万円
● 総所得金額(給与所得、不動産所得など)の5%
”年の途中で退職など”で、所得が200万円未満(=給与収入換算では、約311万円以下)となれば、医療費が10万円未満でも医療費控除を適用できます。
<計算例>
① 給与収入 : 250万円
② 給与所得控除後(総所得): 157万円
③ 総所得の5%(②×5%) : 7万8,500円 < 10万円
∴ 7万8,500円を超える医療費があれば、医療費控除の対象に!
アナログ派が多数を占める確定申告!
確定申告経験者が行った確定申告の方法は「税務署の申告会場や窓口で申告書を作成・提出」が54.7%でトップ、「e-tax(国税電子申告・納税システム)で申告」は9.2%にとどまっています。
国税局のホームページで申告書の作成ができることや、e-taxでインターネットから申告できることを知っている人は8割を超えており、確定申告の情報収集は「国税庁や税務署のホームページ」と回答する人が5割近くに達しています。
それでも電子申告を利用しない理由は、「ICカードリーダライタの入手に費用がかかる」21.3%、「利用方法がわからない」18.2%、「電子証明書の取得に手間がかかる」15.9%が上位3位を占め、確定申告のデジタル化を進めるには、誰にでもわかりやすく使いやすいインフラを整備することが必要なようです。
★確定申告期限(3月15日)まで、あと1週間を切りました。
申告期限間際になると、税務署の窓口は長蛇の列になります。
”保険の満期など臨時収入があった”、”医療費控除が取れそう”など確定申告の必要がある方はお早めに申告手続きを!