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あんしん経営

社長のお悩み「人手不足」への対策どうしてる?-中小企業白書より

2017年5月31日

 昨年生まれた新生児は98万人、とうとう100万人を切りました。最高の出生数だった1949(昭和24)年の269万人のほぼ3分の1に減少しています。
 毎年出生者数が減り高齢化が大いに進む中、人手不足は厳しくなる一方。人手不足を前提とした企業の取り組みについて、2017年版中小企業白書から見ていきましょう。

各社の取組み事例とニーズの高い業務

◆ オフィスへのIT導入
 下のグラフは「人材が不足している」と回答した企業が、企業価値の維持向上のために実施している取り組みについての回答です。人材は、”中核人材”と”労働人材”の2種類に分かれており、”中核人材”とは各部門や組織の中核的な人材、専門性や高い習熟度がある人材を意味し、”労働人材”は定型業務を担う、補助的な人材を意味しています。
 増益傾向にある企業(下図左側のオレンジ色の棒グラフ)は減益企業よりいずれの取り組みにも積極的ですが、目立つのは、★バックオフィスへのIT導入、★フロントオフィスへのIT導入、★省力化や作業負担軽減のための機械化の3項目です。

◆ 中小企業でも4割強が導入! 
 中小企業、大企業ともアウトソーシングの活用割合は年々高まっており、2015年度は大企業の61.7%、中小企業でも43.9%で活用されています。大企業のアウトソーシング割合が高い理由は、関係会社やグループ会社への業務委託例が多いことが影響しているようです。

◆ ニーズが高い業務は?
 アウトソーシングの必要性が増した業務として、●情報処理関連、●一般事務処理、●税務・会計等の特殊分野の3つがあがっています。特に税務会計は、顧問税理士や会計士等への移譲を進めやすく、中小企業の中でも取り組まれている割合が高いようです。また一般事務処理についても、すべて自前主義から脱皮して、経理代行などの専門会社(特に、税理士法人系など)に任せてプロ品質の業務や資料提供を受けて、本業に専念する方向の取組が増えている模様です。

アウトソーシング導入のポイントは?

◆ アウトソーシング導入前の課題
 検討中の企業で「アウトソーシング導入」で課題となっているのが、つぎの項目です。
 ● 費用対効果がわかりにくい(50%)
 ● 適切な業者(代行会社)がみつからない(32.1%)
 ● 導入時の社内業務プロセスの整理など手間がかかる(21.7%)

◆ アウトソーシング活用を成功させるには
 ”アウトソーシング活用の方向性”と、”アウトソーシングする業務を明確にすること”が、活用成功のポイントとなりそうです。
 ● アウトソーシング活用の方向性は?
 ★ 自社の強みを伸ばすための、コア業務の補完として専門業務をアウトソーシング
 ★ 定型的な事務のアウトソーシング化で、社員を付加価値の高い業務(収益を生む部署)に集中 など

 ● 業務の見える化がキー
 方向性が決まったら、自社の業務フローを整理し、どの部分をアウトソーシングするか・どの部分は社員に任せるかを明確にすると、効果がみえやすくなります。今後の人材の採用方針にも直結です。

 中小企業の社長が「人手不足の悩み」から解放されることはもうないでしょう。
 人材の募集・採用に頼るだけでなく、わが社ならどんなアウトソーシングの活用余地があるかを検討しておくことも、将来に向けた人手の活用のリスクヘッジになりそうです。

 

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